今年のメンズトレンド大賞はひと味違う!
11名のノミネータースタイリストは2つの相反するテーマからどちらかひとつを選択。
マッチングばっちりの直球スタイル、意外なチョイスが思わぬケミストリーを生んだスタイル、
どちらも見逃せない作品ばかりが並びました!
撮影はもちろんおなじみ松山優介さん。
まずは作品を堪能して、
そして推し作品が決まったら忘れずに投票を。
グランプリには2022年6月号にて「6ページを自由に使える権利」を贈呈します。
今一番かっこいいメンズヘアを決めるのは
皆さまの一票です!
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
00年代のウルフのバランスのなつかしさとチョップカットで作るザクザクした束感、無造作な動きをより立体的に見せるポイントカラーで今のバランスに仕上げました。ヘアのテーマは「NEW VINTAGE」です。僕は割とフェミニンな長めのレングスが得意なんですけど、今回は新しい一面を表現したくてこのスタイルに挑戦しました。ヒーローをヘアで表現するというテーマに対しては、自分の中の正義って「カッコいい」っていうことだなと解釈しました。自分にとってのカッコいいの基準として特に強く影響されているのが90年代から00年代のストリートカルチャー。今90年代がリバイバルソースとして注目されているというのもリアルタイムで経験した人間として面白いと思います。当時のバランスを上手く生かしつつ、今にアップデートさせたのが今回のヘアです。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
ずばり「不良」です。ヤクザ映画やマフィア映画など、ちょっとアンダーグラウンドなバイオレンス要素のある作品からインスパイアされて、その映画に出てくるような主人公をテーマにしました。いうならば「アウトローなダークヒーロー」ですね。アウトローな男性像をいつかは作ってみたいと思っていて、ジャケットやタトゥーなどを用意して世界観を作りました。ただ、土臭くなりすぎるとファッション感がなくなってしまうので、ヘアスタイルやモデル選定でしっかり今らしさも表現しました。最近は、力強い男性像を改めてヘアスタイルで出していきたいと思っていて、中性的であったりジェンダーレスなヘアが増えていますが、やっぱり男らしいデザインをもっと作りたいですね。光と影のバランスのライティングは難しく試行錯誤しましたが、松山さんといいセッションができました。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
僕にとってのヒーローはなんだろうと想像したときに思い浮かんだのが、アメコミに出てくるようなキャラクターのヒーロー像ではなく、みんなの身のまわりにいるであろう「地元でいちばんかっこいい友だち」でした。その友だちのまわりにはいつもたくさんの人が集まっていて、みんなもその人と一緒にいると楽しくて自然と笑顔になる。そしてファッションもオシャレでカルチャーにも詳しくて……。みんなが真似したくなる、あこがれる、そんな人として厚みのある同級生がいちばん身近なヒーローだと思いますね。ふだんから髪型にだけフォーカスをするのではなく、モデルさんやお客さまにフィットする、“ナチュラルだけどカッコいい”というスタイルにこだわっているので、この作品もどこから見てもその人のカッコよさが伝わるヘアスタイルにしたので、ぜひ注目してみてください。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
ヒーローが好きな子どもでした。大人になるにつれ、敵が必ず負けることに複雑な気持ちになり、悪役にも興味をもちました。でも、結局はシンプルな正義がかっこいいという結論に至ったんです。映画『アベンジャーズ』とか大好きですね。ただ、ローライトを入れたのは、邪念がまったくないヒーローはいないと思うからです。ちょっとした人間味としてプラスしました。今作は、正義を掲げて生きていきたいという決意表明でもあります。というのも、ちょうど人生の節目を迎え、心機一転、2022年は変化する年にしたいと思っているからです。今まではヤンチャなストリートヘアを得意としていましたが、今回のテーマをきっかけにシンプルでクリアなスタイルに挑戦しました。また、刈上げで勝負してきたところも、ハサミだけでカット。新しい自分を見てもらえたらうれしいです。
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作品テーマ
VILLAN
作者による作品紹介
モデルの容姿と雰囲気からクリエイション寄りの撮影がしたいと考えました。イメージしたのはエッジィかつ繊細なテクニックとバランスで勝負する『ヴィラン』。メンズはナチュラルな傾向が続いていますが、その逆を狙いインパクトを盛り込み、色を削ぎ落としモノクロでの世界観を創ることで、より想像の余地を広げてデザイン表現をフルに楽しめる作品を目指しました。裏テーマは今のトレンドワード『ジェンダーレス』、そこにさらに『時間の奥行き』を感じさせるようにとデザインをイメージしました。今(トレンド)と昔をフィックスすることで作品自体に深みが増し、何度も見たくなるような味のある作品にというのが時間の奥行きです。さらにジェンダーレスアイコンとして『デビィッド・ボウイ』のイメージも。性別や時代の垣根を越えた今回のデザインを楽しんで頂けたら幸いです。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
僕のなかでヒーローを想像したとき、ミュージシャンが浮かんだんです。特にロックスターが。もともとショートリーゼントが好きなので、デヴィッドボウイをちょっと意識しながらも、エルビスとかのアメリカンなやつではなく、グラムロックな感じで。色気があってそっちのほうが好きなんです。最初は戦隊ものがパッと浮かんだけど、僕はもっと揺らぎのあるものがいいと思ったので、人間味を出したくてミュージシャンをイメージソースにしました。カラーのほうはジャケ写をイメージ。全開でオンのときの「表の顔」です。モノクロのほうは、ジャケ写の撮影が終わったあとの「素の顔」です。疲れや不安、迷いをにじませます。人間には両方の顔があるからこそ、そこを表現したくて。もっとヒーローっぽくカッコよくしてもよかったのかもしれないけど、これが今僕が思う人間としてのヒーローです。
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作品テーマ
VILLAN
作者による作品紹介
ふだんからタトゥーを入れているお客さまも多いので、自然にヴィランを選びました。ヴィランと言われてまずイメージしたのは怖いアウトロー。でもただの不良じゃなくて、オシャレなアウトローがイメージです。男なら誰もがあこがれるような不良のカッコよさ、大人の色気みたいなものをこのヘアスタイルで表現できていたら良いなと思います。ふだんスタイルはハイフェードを作ることが多いですが、タトゥーも映えるし、多くの人にとって似合うスタイルになる、個人的にも作ってていちばん楽しいですね。今回の作品も頭のタトゥーとフェードのバランスに注目して欲しいです。今年もストリート寄りのクロップやフェザーアップのスタイルを作ることが多かったですが、ジャンルレス、エイジレスに誰にでも似合うスタイルを提案しているので、2022年もこのまま貫いていきたいです。
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作品テーマ
VILLAN
作者による作品紹介
自分だけの悪魔、自分だけのヴィランを掘り下げて考えました。ひとつめのモチーフは上〇クリニックの広告です。幼心に漫画雑誌に出てくるこの広告は、「親に見られたらマズイ」とかタブー感があった。そしてもうひとつのモチーフが、遊戯王のカード「メデューサの亡霊」。小学生のころ、これが出るたびに本当にイヤな気持ちになった、そのくらいよく出たハズレカードです。どちらも自分だけの悪魔ですね。これをイメージソースにして皆さんに響くスタイルが作れるんじゃないかと思いました。自分にとってのヒーロー/ヴィランっていうのを掘り下げたとき、多くの人がすごく古い記憶にまでさかのぼることになるのではと思うんです。そして経験や記憶を形にするという作業がおもしろいと思うんですけど、自分の心のどこかにずっとあったものって、見た人の心にもきっと残ると思っています。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
70年代に若者たちの反抗心から始まった「カウンターカルチャー」がテーマです。閉塞感というか、自分を取り巻く環境や社会が何も変わらないなと感じることってありますよね。そんなときにふと現れる、社会や文化を変えようと反抗するカリスマ、リーダー的な存在がヒーロー像として浮かんできました。もともと60、70年代の青春映画が好きで、例えば『ウエスト・サイド物語』のようなカウンターカルチャーの要素が詰まったものをよく観るので、そういった映画や文化からインスピレーションを得て、今回のテーマが決まりました。その時代のヘアを忠実に表現しようとすると、バランスが悪くてきれいなヘアではないんですよ。なので、今の時代にもなじむようにハードパーマでカウンターカルチャーを表現しました。ヘアだけでなく、作品全体の世界観をカッコいいと思ってもらえたらいいですね。
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作品テーマ
VILLAN
作者による作品紹介
思春期にヒーローにあこがれていたけど、いろいろ迷った結果、素直になれなくて悪い方向にいってしまった不安定な少年を表現しました。自分もそうでしたが、思春期の頃の年齢って少しアンダーグラウンドにかっこよさを見出したり、人と違うことがかっこいいなと感じるんですよ。今回のヘアはバングに入れたアシンメトリーなデザインのハイライトがポイントなのですが、思春期にやんちゃして自分で抜きっぱなしのブリーチをしてしまったような要素を入れたくて、オンカラーの色味をミントイエローにしました。ヘアのデザインだけでなくて、ヒーローのポスターを破ったり、置いてある小物や細かいところまですごくこだわったので、全体の世界観を楽しんでほしいです。そして、この作品を見た方に“自分もアンダーグラウンドにあこがれた時期があったな”と思い出してもらえたらいいですね。
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作品テーマ
HERO
作者による作品紹介
「スパイダーマン」をモチーフにしました。テーマを聞いたとき、いろいろ思い浮かんだのですが、「あるもの」を「ないもの」として表現したいと思ったんです。まず先にヘアスタイルが思い浮かんだので、そこからヒーローに落とし込むことにした結果、ハマったのが「スパイダーマン」でした。ずっとクリエイションをしてきましたが、自分が表現したいことが潔いものにシフトしてきたと感じています。今作も1回そぎ落とし、そこに「自分らしさをプラスするなら何だろう?」と考えたとき、ラインだと思ったんです。ラインなら「スパイダーマン」だなと。そうやってつながってこのスタイルが生まれました。「スパイダーマン」はおっちょこちょいなところがあるから、男気を出そうと角の出し方にこだわったり、モノクロにすることでポップさを打ち消して違和感を出すなど、工夫しました。
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美藤清吾
ANDREY
NOMINATION
美藤清吾
ANDREY
『アンドレイ』スタイリスト
1987年9月23日生まれ
国際文化理容美容専門学校渋谷校 出身
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エノキモトジュン
Door
NOMINATION
エノキモトジュン
Door
『ドゥーア』代表
1977年1月10日生まれ
大村美容ファッション専門学校 出身
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長山ゆうき
L.O.G SHIBUYA
NOMINATION
長山ゆうき
L.O.G SHIBUYA
『ログ』渋谷店代表
1987年8月14日生まれ
足利デザイン・ビューティ専門学校 出身
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七五三掛慎二
OCEAN TOKYO WHITE
NOMINATION
七五三掛慎二
OCEAN TOKYO WHITE
『オーシャン トーキョー ホワイト』代表
1990年11月9日生まれ
早稲田美容専門学校 出身
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世良田奏大
HEAVENS
NOMINATION
世良田奏大
HEAVENS
『ヘブンス』表参道店店長
1986年10月31日生まれ
日本美容専門学校 出身
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山川博貴
MR.BROTHERS CUT CLUB
NOMINATION
山川博貴
MR.BROTHERS CUT CLUB
『ミスターブラザーズカットクラブ』中目黒店店長
1987年10月16日生まれ
ハリウッドワールド美容専門学校 出身
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中島和弥
RUNO
NOMINATION
中島和弥
RUNO
『ルノ』店長
1991年1月18日生まれ
山野美容専門学校 出身
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陽介
OCEAN TOKYO sunny
NOMINATION
陽介
OCEAN TOKYO sunny
『オーシャン トーキョー サニー』代表
1989年8月1日生まれ
日本美容専門学校 出身
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内田聡一郎
LECO
NOMINATION
内田聡一郎
LECO
『レコ』『クク』『レコ オーベン』代表
1979年8月30日生まれ
国際文化理容美容専門学校渋谷校 出身
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高木貴雄
vetica
NOMINATION
高木貴雄
vetica
『ベチカ』ディレクター
1985年9月18日生まれ
NRB日本理容美容専門学校 出身
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Ryutaro
OOO YY
NOMINATION
Ryutaro
OOO YY
『オーオ シカシカ』トップスタイリスト
1994年3月1日生まれ
日本美容専門学校 出身
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